Organization overview

団体概要

一般社団法人CAN協会の団体概要
一般社団法人CAN協会はケアラーの声を代弁し、情報提供や教育を通じて包括的なサポートを提供しています。ケアラーや支援者のニーズに焦点を当て、健康と幸福を支えるため全国にて活動しています。
Review 2863

団体概要

image


arer 家族をケアしているケアラーが
ction 自らアクション(行動)を起こし
etwork 家族が必要とする情報に繋がる


■団体概要

■名 称  一般社団法人ケアラーアクションネットワーク協会
■活動開始 1996年
■設 立  2013年12月21日
■法人登記 2019年11月08日
■連絡先  統括本部:info@careraction.com 事務局:support@careraction.com
■住所   〒104-0061 東京都中央区銀座一丁目22番11号銀座大竹ビジデンス2F
■電話番号 03-6684-6444 (FAXなし)
■事業内容 ①ピアサポート事業(交流会・オンラインサロン・相談事業)
      ②人材育成事業(各種講座や研修制作と実施)
      ③啓発事業(講演活動、執筆、啓発映画制作)
■活動領域 全国


■基本方針 VISION

家族だけで家族のケアを抱え込まなくてもいい社会作りを目指す。


■目的 MISSION

家族のケアをしている家族介護者(以下「ケアラー」という。)を対象としたピアサポート活動、教材制作・人材育成事業、啓発事業などを行っています。「ケアラー」の生活の質的向上と、障害や疾患に関する誤解や偏見を軽減し、地域社会の活性化に寄与しながら、これを全国に発信し広めることを目的として、ケアラーが家族の世話をしながらでも自由に人生の選択ができる社会になることを願い、ケアラーにとって必要な情報共有サービスを提供しています。


■事業内容 Our Services

目的を達成するために、次の事業を行っています

① ケアラーが交流し親睦を深め、情報を交換し合う機会の提供(オンラインZoom会、野外活動、対面ワークショップなど)
② ケアラーの生活にとって有益な情報の発信と関係者の人材育成事業(研修、講座など)
③ ケアラーに専門的に関わる教育・医療・保健・福祉・などの関係者との連携構築を目指す啓発活動(イベント運営、講演会、執筆など)

その他、本会の目的を達成するために必要と考え得る事業を行っています。


①ケアラー支援事業

家族のケアをしている中学生・高校生ヤングケアラーを対象に「ほっと一息タイム」というZoom会を年複数回提供しています。レジャー施設に招待したり、ホームパーティを行う野外活動を行い、ヤングケアラーや若者ケアラーに多様な選択肢があることを伝えています。このほかに、若者ケアラーや大人ケアラー(きょうだい児含む)を対象にした集いを年4回開催しています。


②人材育成事業

子供たちの周りにいる大人や教育関係者、福祉や介護分野の支援者に向けた研修教材を制作していおり、DVD販売やE-ラーニングを行っています。大学生のケアラーを対象とした「ピアメンター研修」を行い、ヤングケアラーのメンターとしての教育活動も行っています。


③啓発事業

ヤングケアラーやケアラーに専門的に関わる教育・医療・保健・福祉などの関係者と連携の構築を目指す活動をしています。ヤングケアラー短編映画制作、講演会、シンポジウムやフォーラムへの登壇、メディア出演、広報活動などの啓発活動を随時行っております。


代表理事ごあいさつ

一般社団法人ケアラーアクションネットワーク協会 代表理事
持田 恭子

こんにちは。

わたしたちのホームページに訪れていただき、ありがとうございます。

この活動は、1996年に代表理事がたったひとりで始めた「(障害者の)きょうだい同士の交流」から始まりました。毎日メッセージのやり取りをして、日々の生きづらさや将来への不安などを共有していました。

その後、父親を看取り、要介護5になった母親の在宅介護と、ダウン症と中等度の知的障害がある兄の世話をしながら仕事と両立するというハードな毎日を過ごしていました。兄は自力で食事をしたり着替えることはできますが、食事の用意や入浴の世話、着替えの準備や家事全般は私がサポートしていました。

やがて、障害者福祉サービスをフル活用し、兄の食事を宅配してもらったり、入浴の見守りをお願いするようになりました。日中の母の介護はヘルパーに頼っていましたが、早朝と夜間はわたしがひとりでオムツ介助をしなければなりませんでした。心も身体も疲弊してしまい、母を高齢者施設に、兄を障害者施設に預けることになり、娘の立場でありながら親子分離をせざるを得なくなりました。わたしの身体面の負担は軽減しましたが、精神的な負担は増していきました。

幼い頃から知的障害のある兄と共に育ち、35歳から親の介護が始まったわたしは、仕事との両立で悩み、施設探しで奔走し、親子分離と社会からの孤立などを経験し、適応障害と介護うつを経験しました。このような経験を経て、同じことが繰り返されないように、家族目線でケアの課題を考え、主体的に解決する必要があると強く思い、この活動を始めました。

まずは、同じ立場のケアラー同士で語り合う場を提供し、ケアラーが自分の気持ちを整理することから始めました。その後、様々な年代のケアラーに沿った支援活動を行いました。それらの知識と経験をもとに、ケアラーが家族のケアを家族だけで抱え込まずに、自分の人生を自分らしく生きることができる社会づくりを目指して活動の幅を広げています。

どうぞよろしくお願いします。


  • Tags:

  • CAN,
  • ケアラー,
  • ヤングケアラー

CAN運営者

一般社団法人ケアラーアクションネットワーク協会 CANの運営スタッフ

くわしくみる