2021年に続き、今春、文部科学省と厚生労働省は全国の小学生と大学生へのヤングケアラー実態調査を行った。その結果、小学生の調査対象校全体の15人にひとりがヤングケアラーであることが判明した。
児童生徒が最も時間を過ごす「学校」では、これまでも、不登校や虐待、家庭内暴力など家庭に事情を抱える特定の児童生徒や、いじめ、学習意欲の低下、登校しぶりなど学校で過ごすことに苦戦している一部の児童生徒の援助をしてきた。今般、ヤングケアラーという家族のケアをする子どもの存在が鮮明になり、学校としては、これまで援助していた児童生徒の中にも家族のケアをしていた子どもがいるかもしれないという視点を持つようになった。
そこで、弊協会では、学校関係者に向けて、ヤングケアラーの心情と家族の状況を解説しながら、学校内外における関連機関との連携方法とそれぞれの役割を明文化し、援助サービスの対策を強化することを目的とした「学校におけるヤングケアラー支援」という研修教材(動画)を制作した。
このリリースを記念して、4月30日(土)14時~16時まで、基調講演、対談、パネルディスカッションの三部構成で討論会をライブ配信する。
参加費無料、ライブ配信なので全国から視聴可能!後日アーカイブ視聴もできる。
https://youtu.be/bf7BvlgLlyw
家族をケアする児童生徒の声を反映させた支援の必要性と、横断的な連携支援について語る基調講演。
社会福祉士の土屋佳子氏との特別対談。学校で児童生徒を支援するために必要な専門人材の活用について討論する。
有識者を招いて、ヤングケアラー支援の事例検討を中心としたパネルディスカッションを行う。
一社)Omoshiro代表理事・精神保健福祉士。精神保健福祉士として、本来大人が担うとされているような家事や家族のケアを日常的に担っている世帯への「親子まるっと伴走支援」のケアマネ事業実施。
日本社会事業大学専門職大学院非常勤講師。東京都都立高校自立支援チーム統括スーパーバイザー。埼玉県子どもの権利擁護委員会委員長。社会福祉士・社会教育士。
一社)がっこうヨガ推進委員会代表理事・東京成徳大学非常勤講師・私立高校スクールカウンセラー。臨床心理士・公認心理師・ヨガ講師。心の予防教育にヨガというツールを用いて、自分を大切にするスキルを身につける、自己決定力を育てる研修・特別授業を小中高で実践中。
【団体概要】
社名: 一般社団法人ケアラーアクションネットワーク協会
代表理事: 持田恭子
公式HP: https://canjpn.jimdofree.com/
Twitter: https://twitter.com/can_ycstation
YouTube: https://www.youtube.com/channel/UCS2GWOLKM4gchisvd4B0CUA